聲の形
あらすじ
小6の頃、転校してきた硝子は聴覚障がいを持っていた。
やがて、将也は硝子の存在が疎ましくなり、きつく当たるようになりました。
そして、いじめの中心人物となったのが将也で、徐々に嫌がらせがエスカレートしていき、クラス全体を巻き込むいじめに発展していきました。
硝子にケガを負わせたり、高額な補聴器を壊したり被害が拡大したので、担任の先生が介入してきて、いじめ解決に当たった際に、将也はいじめの主犯格として断罪させられます。
他にもいじめをしていたクラスメイトたちは、先生の追及に対して将也一人の責任というような発言をして逃げてしまいます。
これをきっかけに、いじめの主犯格だった将也が一転してクラスからいじめられるようになります。
結局、硝子はクラスに馴染めず転校してしまいます。
将也は一連の事件を通じて、他人不信、人間不信、自己嫌悪、罪の意識を背負うことになり孤立します。
それから5年後、高校3年生になった将也は、小学6年生以来、他人不信、人間不信、自己嫌悪を抱いたまま、ずっと孤立し続けていました。
最後に硝子に謝ってから、自殺をしようと決めるのであった・・・・・
感想
人の醜い部分も美しい部分も表現されていて人間味が感じる作品でした。
本当はクラスメイトみんな硝子とコミュニケーション取りたかったようにも感じました。
同調圧力、集団心理は弱いものが強く影響を受けるものだと改めて感じることができました。
将也の成長していく姿が、美しくさえ感じれる描写が素晴らしく良く、他の登場人物もゆっくりではありますが成長を感じる作品になっていて感銘を受けました。
将也が『生きることを手伝って欲しい』といったシーンは一緒に生きていこうと言う意味も込められているように感じました。
人間少しくらい弱いところを見せてもいいなと心が楽になりました。
漫画も映画も是非鑑賞してみてください。
聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC)
- 作者: 大今良時
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